結納と顔合わせの違い|両家で決める準備と費用

結納は、結納品や結納金などを取り交わす婚約の儀式です。顔合わせ食事会は、両家が食事をしながら親睦を深める場です。結納を行うか、食事会だけにするかは、二人と両家の希望を確かめて決めましょう。「簡単に済ませたい」だけで予約すると、品物や服装の認識が食い違うことがあります。

六人分の席を整えた個室の会食テーブルと、準備用のノートを描いた水彩イラスト

予約する前に決めること

  • 結納の儀式を行うか、顔合わせ食事会にするか。
  • 結納金・品物・お返し・婚約記念品を、誰が何を用意するか。
  • 参加者、進行役、服装、会場と食事代の負担をどうするか。

片方の家の慣習だけで品物を購入せず、二人がそれぞれの希望を聞き、両家に同じ内容を伝えてから手配します。

結納・顔合わせ食事会の違い

形式主な内容先に確認すること
正式結納伝統的には、仲人が両家の間を行き来して品物や書面を取り交わします。仲人への依頼、訪問先、品物と受書を届ける順序。
略式結納両家が一つの場所に集まり、結納品や書面を取り交わします。仲人を立てずに行う形もあります。進行役、用意する品と書面、飾る場所、儀式と会食の順序。
顔合わせ食事会両家の紹介と会食を中心に行います。希望に応じて婚約記念品のお披露目や交換を加えられます。参加者、挨拶をする人、記念品や手土産の有無、食事代の支払い。

仲人を立てないことと、結納をしないことは同じではありません。儀式を残したい場合には、略式結納で誰が進行するかを決めます。親睦を深める食事会を希望する場合も、金品のやり取りをするかどうかを別に相談してください。

「簡単に」を具体化する6項目

1.儀式と進行役
結納の口上や品物の受け渡しを行うか、挨拶と会食だけにするかを決めます。本人、家族、仲人、会場スタッフのうち誰が進めるかも確かめます。
2.結納品・結納金・お返し
品目と数、金額、渡す日、お返しを当日にするか後日にするかを相談します。地域名だけで返礼額を決めず、品物を注文する前に両家で合意しましょう。
3.記念品と書面
指輪などを披露するだけか、記念品を交換するかを決めます。目録・受書・家族書・親族書を用意する場合は、必要な書面と記載範囲を両家でそろえ、氏名の表記も確かめます。
4.参加者と日程
親以外の家族も出席するか、移動や宿泊が必要かを確認します。日柄を重視する希望も聞き、無理なく集まれる候補日を出しましょう。
5.服装と持ち物
和装・洋装の別だけでなく、スーツやワンピースなど具体的な服装を伝え、両家の格を合わせます。手土産を用意するか、写真を撮るかも事前に共有します。
6.費用の負担と会計
食事・飲物・室料・品物・写真・交通宿泊費を確認し、誰がどこまで負担するかを決めます。当日の会計担当者と支払方法も決めておくと、席上で相談せずに済みます。

結納品の内容や結納返しには地域・家庭による違いがあります。金額や返礼率に全国共通の決まりがあるとは考えず、両家と取扱店へ希望を伝えて相談してください。

予約から当日までの4手順

  1. 二人がそれぞれ家族の希望を聞く。結納を行いたい理由、残したい作法、予算、出席できる人を聞きます。「お任せ」と言われた場合も、金品の交換と服装だけは確認します。
  2. 両家の共通の予定を決める。形式、日時、参加者、持ち物、費用負担を短い一覧にし、双方へ同じ内容を送ります。変更が出たら片方だけに伝えず、もう一方にも知らせます。
  3. 会場へ具体的な依頼を伝える。「結納」「顔合わせ」の用途に加え、品物の受け渡し、飾り付け、進行の補助が必要かを伝えます。対応範囲、別料金、変更・取消条件を確かめてから予約します。
  4. 直前に人数と役割を確かめる。料理の変更期限までに人数・食事の配慮を伝えます。集合場所と時刻、挨拶・進行・会計の担当、品物と書面の持参者を再確認しましょう。

会場へ聞くとよいこと

  • 部屋は完全個室か半個室か。利用時間と、品物を置ける場所はあるか。
  • 料理、飲物、室料、税・サービス料は見積もりにどこまで含まれるか。
  • 結納品の手配、筆耕、飾り付け、進行補助は可能か。誰が担当し、追加費用はいくらか。
  • 食物アレルギー、椅子席、移動のしやすさなど、出席者に必要な配慮に対応できるか。
  • 人数変更・取消の期限と費用、支払日・支払方法はどうなっているか。

会場のサービスは同じではありません。例えばサウスウエストグランドホテルは、結納プランに結納品と司会進行を含む内容を案内しています。利用する会場で同じ対応が受けられるとは限らないため、見積もりと担当者への確認が必要です。

片方の家だけ結納を希望するとき

まず「儀式を残したい」「記念品を渡したい」「親同士できちんと挨拶したい」など、何を大切にしたいかを聞きます。費用、移動、準備の負担も一緒に確かめると、譲れる点を探しやすくなります。

例えば、一方は婚約のけじめを希望し、もう一方は大がかりな準備を避けたいなら、同じ会場に集まる略式結納が候補になります。用意する品と書面、進行役を決めて両家へ提案します。食事会に記念品の交換だけを加えたい場合は、結納の儀式を行わないことも明確に伝えてください。

「両家で集まる機会を大切にしたいと思っています。結納の儀式や品物で、残しておきたいものはありますか。予算と準備できる範囲も合わせて相談させてください。」

合意する前に品物を購入したり、取消料がかかる予約を入れたりせず、双方が納得できる内容を決めてから手配しましょう。

準備の相談に役立つ公式案内

出典・情報の基準日

情報の基準日:2026年10月26日。しきたりと準備は三越伊勢丹の上記2案内、会場サービスの例はサウスウエストグランドホテルの案内によります。地域・家庭の慣習と、実際に利用する会場・取扱店の条件を確かめて準備してください。

最終更新日: 2026-11-03

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