結納の服装|本人・両親の選び方と両家の合わせ方
結納の服装は、本人だけで決めず、両家でどの程度改まった装いにするかをそろえます。略式結納ならダークスーツやフォーマルなワンピース、振袖・訪問着などが候補です。正式な結納を望む家があるときは、購入やレンタルの前に、本人と両親の服装を一緒に相談しましょう。
情報確認日:2026年11月2日
服を手配する前に決める3つのこと
- 結納の形式:正式な儀式にするか、両家が集まる略式結納にするか。食事だけの顔合わせとは区別します。
- 本人と親の装い:スーツの色、和装の種類、洋装の上着の有無などを具体的に伝えます。「平服で」だけでは受け取り方が分かれます。
- 会場の条件:畳か椅子席か、靴を脱ぐか、着替えや着付けができるかを確かめます。
形式や会場がまだ決まっていなければ、結納の準備と当日の進め方で両家の相談項目を確認できます。
略式結納の服装候補|本人・両親・きょうだい
両家が略式結納と改まった服装に合意した場合は、次のような組み合わせが候補になります。会場がホテルという理由だけで、全員の礼装が自動的に決まるわけではありません。
| 立場 | 服装の候補 | 相談・試着で確かめる点 |
|---|---|---|
| 男性本人 | 紺や濃いグレーのダークスーツ、またはブラックスーツ。白いシャツにシルバーグレーなどの慶事向けネクタイ。 | 両家の父親とスーツ・ネクタイの改まり方をそろえる。靴の汚れやかかとの傷みも確認する。 |
| 女性本人 | 肌の露出を抑えたフォーマルなワンピースやスーツ。和装なら振袖や訪問着など。 | 立った姿だけでなく、座ったときの丈や胸元、結納品を持つときの袖の動きも試す。 |
| 父親 | ダークスーツまたはブラックスーツに、慶事向けのネクタイ。 | 一方だけがモーニング、もう一方が普段の仕事着、といった差が出ないよう本人も含めて合意する。 |
| 母親 | フォーマルなワンピース・アンサンブル・スーツ。和装なら訪問着や、紋・帯などを合わせた色無地など。 | 着物の名称だけで判断せず、紋・柄・帯、洋装なら素材や上着まで伝える。両家の母親同士で装いを相談する。 |
| きょうだい・親族 | ダークスーツや、改まったワンピース・スーツなど。 | 本人と両親の服装を知らせ、色柄が極端に目立たない装いを選ぶ。 |
| 仲人 | 本人と両親の装いに合う礼装。 | 同行する配偶者がいれば、その人の服装も含めて事前に伝える。 |
正礼装で行う結納を希望する場合は、男性のモーニングや紋付羽織袴、女性の振袖、母親の留袖などの選択も含め、両家と会場・衣装店へ相談してください。略式結納の服装候補を、そのまま正式な儀式の指定として使わないようにします。
両家の服装を合わせる相談の手順
- ふたりが各家庭の希望を聞く。「母は訪問着を着たい」「父は手持ちのダークスーツを使いたい」など、着たい服と準備できる服を確かめます。
- 全員の予定を一度に伝える。本人・父親・母親の服装を両家で共有します。仲人やきょうだいが出席する場合も同じ連絡に含めます。
- 言葉だけで迷うときは写真を添える。服単体ではなく、上着や帯なども合わせた写真で相談します。購入前なら商品写真を使い、決定後に変更があれば伝え直します。
両家に送る相談文
当日はホテルの個室で略式結納を予定しています。私たちは紺のスーツに白シャツ・シルバーグレーのネクタイと、上着のあるワンピースを考えています。お父さん、お母さんはどのような服装を予定していますか。着物の希望も含め、手配する前に両家で相談できればと思います。
仲人がいない場合は、ふたりが連絡役になれば相談を進められます。慣習や礼装の格で意見が分かれたら、予定する服の写真を会場や衣装店へ見せ、両家が納得できる組み合わせを選びましょう。
母親が和装と洋装に分かれてもよい?
和装と洋装という違いだけで、どちらかが失礼になるわけではありません。両家で改まり方を合わせ、納得して選ぶことが大切です。訪問着とフォーマルなワンピースなど、着物・帯と洋服・上着を含めた組み合わせを事前に伝えます。
一方が黒留袖などの正礼装を希望し、もう一方が普段の外出着を考えているなら、そのまま当日を迎えずに相談が必要です。着付けの負担や移動のしやすさも伝え、両家で服装を調整してください。
試着では「座る・立つ・運ぶ」まで確認
- 座った姿:椅子席では裾が上がりすぎないか、胸元が開かないか。畳の部屋では、裾や帯、上着が苦しくならず立ち座りできるかを試します。
- 品物を持つ動き:両手を前へ伸ばしたときの袖や肩を確認します。長い袖や大きな飾りが品物に触れないよう、持つ役割も決めておきます。
- 靴を脱ぐ場面:靴下・ストッキングの汚れや傷みを確認します。履き慣れない靴は事前に試し、足に合うものを選びます。
- 移動と天候:コートや雨具の置き場所、会場での着替えの可否を確認します。和装や長い裾が雨で汚れそうな場合は、送迎や着替え場所も相談します。
運ぶ量や持ち役は、結納品の選び方と手配と合わせて決めると、衣装を着てから慌てずに済みます。
着付け・ヘアセットを頼むときの確認事項
結納の開始時刻だけでなく、着替え・着付け・ヘアセットの仕上がり時刻から逆算して集合時刻を決めます。予約前に、会場の美容室を使えるか、外部で支度して移動するかを確認してください。
- 依頼範囲:着付け、ヘアセット、メイクのどこまで頼むか。料金に含まれるものと、キャンセル・変更の条件も確認する。
- 持参するもの:着物・帯・長襦袢だけでなく、肌着やひも類、草履・バッグまで、依頼先の持ち物リストで確認する。複数人分は人ごとに分ける。
- 衣装の搬入:事前に送れるか、宛名・利用日・利用者名をどう書くか。到着期限と当日の受け取り先を確認する。
- 支度中の服:ヘアセット後に着替えるなら、髪に触れにくい前開きの服を用意する。
書類や品物を担当する人の到着時刻も合わせておきましょう。目録・受書・家族書の書き方で、用意する書面と受け渡し前の確認ができます。
服装や着付けを相談できる案内
- 三越伊勢丹:結納のマナー — 本人・親・親族の服装候補と、両家で格をそろえる際の相談に。
- ホテルオークラ神戸:結納・お顔合わせ — 同ホテルの略式結納の進め方と、本人・両親の服装例。
- ホテル椿山荘東京:結納の美容・着付け案内(PDF) — 着付け小物、支度中の服、衣装の持ち込みを相談する際に。利用条件と料金は予約先へ確認してください。
出典・情報の基準日
情報確認日:2026年11月2日。出典は上記の三越伊勢丹、ホテルオークラ神戸、ホテル椿山荘東京の案内。ホテルの服装例や美容サービスは各施設の条件です。予約する会場の指定がある場合は、その条件を両家に伝えてください。
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