相続財産の調べ方

相続財産は、預金や不動産だけでなく、借金、保証債務、保険、証券、暗号資産、電子マネー、サブスクまで含めて調べます。相続放棄の原則3か月を意識し、資産と負債を同じ表で管理してください。

財産・負債チェックリスト

分類確認するもの
金融資産現金、預貯金、株式、投資信託、債券、FX、暗号資産
不動産土地、建物、共有持分、借地権、未登記建物、山林・農地
権利・収入貸付金、未収金、著作権、事業資産、還付金
保険等生命保険、損害保険、共済、死亡退職金、企業年金
動産車、貴金属、美術品、会員権、在庫
負債借入、カード残高、税金、未払医療費、保証債務

郵便物・通帳・申告書から探す

  • 通帳の入出金、口座振替、配当、保険料を数年分確認する
  • 郵便物、メール通知、スマートフォンのアプリ一覧を確認する
  • 確定申告書、源泉徴収票、固定資産税通知、保険料控除証明を探す
  • 勤務先へ退職金、弔慰金、持株会、企業年金を確認する
  • 貸金庫、机、金庫、税理士・金融機関の連絡先を確認する

故人のID・パスワードを使ったログインや送金は、規約や不正アクセス、遺産処分の問題が生じ得ます。各事業者の相続窓口へ連絡します。

2026年開始の所有不動産記録証明制度

2026年2月2日から、登記官が特定の人・法人名義の不動産を検索し、一覧を証明する所有不動産記録証明制度が始まりました。相続人が被相続人名義の不動産を把握する手段になります。

氏名・住所の表記不一致等で検索結果に含まれない可能性もあるため、固定資産税通知、名寄帳、権利証、登記事項証明書も併用します。未登記建物は別途自治体資料等で確認します。

デジタル資産と契約

ネット銀行・証券、暗号資産交換業者、決済残高、ポイント、クラウド、ドメイン、EC売上、広告収益などを確認します。資産価値があるものは相続税評価が必要になる場合があります。

サブスク、携帯電話、サーバー等は資産ではなくても請求が続きます。データ保存の必要性を確認してから解約します。

借金・保証債務の調査

通帳・契約書・督促状だけでなく、信用情報機関へ法定相続人が開示請求できる場合があります。住宅ローンに団体信用生命保険があるか、事業融資の個人保証があるかも確認します。

負債が不明なまま故人の財産を分配・処分せず、相続放棄または熟慮期間伸長を検討するなら家庭裁判所・弁護士へ早めに相談します。

よくある質問

銀行口座をまとめて照会できる制度はありますか

すべての銀行を一括照会する一般制度はありません。通帳、郵便物、入出金、各金融機関への照会を組み合わせます。

生命保険会社が分からない場合はどうしますか

生命保険協会の生命保険契約照会制度を利用できる場合があります。対象者、費用、必要書類を公式案内で確認します。

財産目録には評価額も必要ですか

まず存在、名義、数量、負債残高を記録し、遺産分割・相続税に使う評価基準日と評価方法を分けて追記すると管理しやすくなります。

マネーライフハックの関連ガイド

手続き、費用、保険、年金、相続など、お金や制度に関わる補足情報を確認できます。

参照・確認先

制度、費用、手続きに関わる内容は変更されることがあります。実際に手続きを進める際は、下記の公式情報や窓口でも最新情報をご確認ください。

最終更新日: 2026-07-30

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