新居と家具家電の準備費用|買う順番・採寸・予算の立て方

新生活に必要なお金は、住まいの契約、引っ越し、家具・家電の購入に、配送・設置・処分の費用を加えて見積もります。二人がすでに持っている物と新居の設備を確かめ、入居初日に必要な物からそろえると、重複した買い物を減らせます。

家具と冷蔵庫、引っ越しの箱がある新居で、メジャーとノートを机に置いて準備する水彩イラスト

買い始める前の3つの確認

  • 今ある物を使えるか:二人の持ち物と備え付け設備を照らし合わせ、購入が必要な物だけに予算を付ける。
  • 運び込んで使えるか:置き場だけでなく、玄関・廊下・階段と、扉を開く空間を測る。
  • 入居までに支払えるか:契約金、商品代、引っ越し代の支払日を並べ、予備費と当面の生活費を残す。

結婚式や旅行の資金も必要なら、結婚式費用と予算で全体の支出と支払日を確認してください。

新居の費用は、商品代以外も見積もる

費用支払い前の確認
住まいの契約賃貸なら前家賃・共益費、敷金、礼金、仲介手数料など。保証料、保険料、鍵交換などは契約ごとの明細と支払日を確認する。
引っ越し二人それぞれの旧居から運ぶ荷物、距離、日程、梱包や荷ほどきの範囲を伝えて見積もりを取る。旧居と新居の家賃が重なる期間も確かめる。
家具・家電と生活用品買い替える物だけでなく、カーテン、照明、寝具、掃除用品などの不足も確認。合計額が上限を超えるなら、後から買える物を延期する。
配送・組み立て・設置商品代に含まれる作業と、階段搬入、組み立て、接続や工事の追加料金を販売店に聞く。複数の店から届く場合は、店ごとに合計する。
古い物の処分家具は自治体の回収条件を確認。冷蔵庫や洗濯機などはリサイクル料金と収集・運搬料金も見込む。

敷金は、入居時に用意するお金に含めます。貸主へ預けるお金で、退去時の精算後に残額が返還されます。全額戻ることを前提に家具代へ回さず、契約の精算条件を確認してください。礼金は返還されません。国民生活センターの案内では、家賃以外の初期費用や退去時の負担も契約前の確認事項とされています。

すでに一緒に暮らしていて引っ越さない場合や、家族と同居する場合は、新たな賃貸契約が不要なこともあります。ただし、寝具の買い足しや部屋の変更に伴う費用、毎月の生活費の分担は二人や家族と相談しておきましょう。

入居当日に困る物からそろえる

持ち物は「そのまま使う」「採寸や状態を見て決める」「新たに買う」の3つに分けます。同じ家電が二つある場合は、容量、状態、使い勝手、運搬・設置費を比べて残す方を決めてください。

用意する時期優先する物と判断の目安
入居当日から寝具、目隠し用のカーテン、備え付けのない部屋の照明、タオル、トイレットペーパー、掃除用品。エアコンなどは季節と設備の有無から早めに手配する。
食事・洗濯を始めるまでに冷蔵庫、必要な調理家電、洗濯機、物干し用品など。冷蔵食品を置く日や、自炊・洗濯を始める日に合わせる。外食やコインランドリーを使う間の費用も予算へ。
暮らしてから選べる物大きなソファ、追加収納、飾り棚など。通路の広さ、持ち物の量、くつろぎ方を見てから決める。テーブルや椅子も、手持ちの物で足りるなら急いで買い替えない。

例えば、使えるテーブルと椅子があれば、入居直後はそれを使い、新しいダイニングセットは後にできます。一方、窓の目隠しや就寝場所がないまま入居しないよう、カーテンと寝具は先に確保します。カーテンは窓だけでなくレールの位置・幅や必要な丈を測って注文しましょう。

置き場に入っても、搬入できるとは限らない

大型品を注文する前に、新居の寸法と購入候補の品番を販売店へ伝え、搬入・設置が可能か相談します。通路に曲がり角がある、階段が狭いなど、判断しにくい場合は現地確認の可否と費用を聞いてください。

測る場所・物見落としやすい点
建物入口から置き場まで玄関の開口、廊下、階段の踊り場、エレベーターの入口と内部の幅・奥行き・高さ。ドアノブ、手すり、柱などの出っ張りも含めて確認する。
冷蔵庫幅・奥行き・高さに加え、機種指定の放熱空間と、扉や引き出しを開ける空間。コンセントの位置と、開く向きが壁や家具と干渉しないかも確認する。
洗濯機防水パンの内寸、蛇口の高さ・形状、給排水の位置、ホースを含む総外形寸法、扉・ふたを開く空間。床の条件も確認し、接続や必要部品は販売店へ相談する。
ベッド・ソファ・収納設置後の通路と扉の動き、搬入時の寸法、分解・組み立ての可否。床に家具の大きさに合わせた紙を置くと、通りやすさを確かめやすい。

搬入に必要な余裕や放熱空間は製品・作業条件で異なります。「本体の幅より通路が少し広い」だけで注文を決めず、品番ごとの据付説明書と販売店の条件を確かめてください。大型家電の据え付けやエアコンの移設は、販売店や専門業者へ依頼します。

二人の新生活に用意するお金の計算例

新たな賃貸へ引っ越し、冷蔵庫・洗濯機などを購入する二人が、次の金額を見込むと仮定します。住まいの契約38万円には前家賃・共益費9万円、敷金8万円、礼金8万円、仲介・保証・保険・鍵交換など計13万円を含みます。金額は税込みの仮定で、相場や実際の商品の販売価格ではありません。

支払う費用・残す枠二人分の金額
住まいの契約
前家賃などと敷金を含む
38万円
引っ越し8万円
家電の購入22万円
家具・寝具の購入12万円
カーテン・照明・日用品5万円
配送・組み立て・設置3万円
不要品の処分2万円
支払いの見込み合計90万円
予備費の枠5万円
用意するお金95万円

家電を一部持ち寄って購入費を22万円から12万円へ、家具・寝具を12万円から7万円へ減らせるなら、支払いの見込みは75万円、予備費込みで80万円です。ただし、持ち寄る家電の移設・設置費が増える場合は、その差額を加えます。

この予算は住宅購入、結婚式、新婚旅行の費用と、以後の毎月の家賃・食費・光熱費などを含みません。前家賃として払った月の家賃を重ねて計上しないよう、何月分まで支払い済みか確認します。退去する旧居の家賃や精算が別に残る場合は追加してください。予備費は使い切る前提にせず、当面の生活費も別に残しましょう。

契約から入居までの4手順

  1. 持ち物・備え付け・上限額を確認する。二人が持ち寄る物を決め、住まいと結婚式などの費用を合わせても支払える額に収める。
  2. 契約金と置き場・経路を確認する。支払明細と日付を確認し、新居を採寸する。設備を動かす工事などが必要なら、管理会社にも事前に相談する。
  3. 商品代と付帯費用をそろえて比較する。同じ品番・作業範囲で、配送・設置・処分までの総額と納期を確認。搬入できなかった場合の対応や費用も聞いてから注文する。
  4. 鍵の受け取り・搬入・回収の予定を合わせる。入居初日に必要な物を先に確保し、届く日と支払日を二人で共有する。電気・ガス・水道の使用開始の手続きも済ませる。

買い替えで不要になる冷蔵庫・洗濯機は早めに相談

家庭用のエアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は家電リサイクルの対象です。買い替える店や購入した店へ回収を相談し、購入店が分からない場合は自治体の案内を確認します。販売店へ引き取りを依頼するときは、リサイクル料金と収集・運搬料金の両方を確認してください。小型家電や家具の出し方も自治体ごとに異なります。

結婚準備の費用と手続き

契約・採寸・処分の確認先

出典・情報の基準日

情報の基準日:2026年10月24日。賃貸契約は国民生活センター「賃貸住宅入居時に気をつけたいポイント」2ページ(2026年2月発行)、搬入・設置は上記メーカーとニトリの案内、処分は家電製品協会の案内。実際の契約金・商品代・作業料金は、利用する物件・販売店・引っ越し事業者の明細で確かめてください。

最終更新日: 2026-10-24

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