葬儀・告別式の喪主挨拶|出棺・会食の短い文例

葬儀・告別式の喪主挨拶は、参列と生前の厚情へのお礼を簡潔に伝えるものです。故人の経歴をすべて話す必要はありません。会場の進行に合わせ、出棺前、会食の開始・終了など必要な場面だけ準備します。

挨拶の基本構成

  1. 参列、香典、供花、弔電等へのお礼
  2. 故人が生前受けた厚情へのお礼
  3. 故人の人柄が伝わる短い出来事
  4. 今後の遺族への付き合いのお願い
  5. 出棺、会食、解散等の案内

すべてを入れる必要はありません。1~2分程度を目安にする例はありますが、決まった長さではなく、会場の進行に合わせます。

最後の対面と出棺準備

閉式後に棺を開けて花を納め、最後の対面をする場合があります。釘打ちを行う地域・葬儀もありますが、現在すべての葬儀で行う必須儀式ではありません。棺を運ぶ人も性別で固定せず、重量と安全を踏まえて葬儀社が人数・持ち方を決めます。

喪主挨拶の間に位牌・遺影を誰が持つか、棺と車両の位置、参列者が立つ場所は会場ごとに確認してください。

出棺前の基本文例

短い基本形

本日はご多用のところ、故〇〇の葬儀・告別式にご会葬いただき、誠にありがとうございました。生前に皆様から賜りましたご厚情に、故人に代わりまして心より御礼申し上げます。今後とも私ども遺族へ、変わらぬお付き合いを賜りますようお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。

故人の人柄を一言添える

本日は〇〇のためにお集まりいただき、ありがとうございます。〇〇は人と話すことが好きで、皆様と過ごす時間を何より楽しみにしておりました。こうして多くの方にお見送りいただけることを、家族一同ありがたく存じます。生前のご厚情に心より御礼申し上げます。

家族葬・少人数葬の文例

近親者へ

本日は〇〇を見送るためにお集まりいただき、ありがとうございました。皆様にそばで温かく見守っていただき、家族一同心強く感じております。これから出棺となります。最後までどうぞよろしくお願いいたします。

参列者が少なくても、形式的に長い挨拶をする必要はありません。会食の席で一人ずつ感謝を伝える方法もあります。

精進落とし・会食の挨拶

開始時

本日は最後までお見送りいただき、ありがとうございました。ささやかではございますが、お食事を用意いたしました。お時間の許す限り、故人を偲びながらお過ごしください。

終了時

本日は長い時間お付き合いいただき、誠にありがとうございました。皆様のおかげで、無事に葬儀を終えることができました。お疲れのことと存じますので、本日はこれにてお開きとさせていただきます。どうぞお気をつけてお帰りください。

死因・宗教表現・香典辞退

内容注意点
死因・療養経過本人・家族が公表すると決めた範囲だけを話し、推測や詳細を加えません。
宗教表現冥福、成仏、天国等は宗教によって合わない場合があります。宗教者へ確認します。
香典等の辞退「ご香典」「供花・供物」「弔問」など辞退する対象を具体的に伝えます。
重ね言葉気にする慣習がありますが、自然に言い換えられる範囲で対応します。

香典を辞退する一言

なお、誠に勝手ながら、故人の遺志によりご香典は辞退申し上げております。皆様のお気持ちをありがたく頂戴いたします。

原稿チェックリスト

よくある質問

喪主挨拶は暗記しますか

暗記する必要はありません。氏名や案内を間違えないよう原稿を見て構いません。

釘打ちや別れ花は必ず行いますか

必須ではありません。地域、宗教、葬儀形式、葬儀社の進行により異なります。

喪主が泣いて話せない場合はどうしますか

親族代表や司会者が代読できます。開式前に原稿と代読者を決めます。

出棺挨拶で死因を説明する必要がありますか

必要ありません。家族が公表すると決めた範囲以外は話さず、お礼を中心にします。

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最終更新日: 2026-07-30